電車に乗るのがツライあなたへ

メンタルケア

ストレス社会の世の中。社会には様々なストレスがあり、みんな何かしらストレスを抱えています。人によっては日常において耐え難いストレスに押しつぶされてしまうことも。



そんなストレスの一つに「満員電車」があります。


電車に乗ると、冷や汗・動悸が激しくなる。

お腹が痛くなり長時間乗れない、、


これらはごく普通の生活をしている人でも起こりうる症状です。なんで体が反応してしまうのか、これって治らないの?そんな満員電車でのストレスあるあるを今回は書いていこうと思います。


「適応障害、不安障害を知っていますか?」



電車に乗るまでは何ともないのに、満員電車に乗ると震え、冷や汗、腹痛など何らかの体調を崩してしまう。これは一種の精神疾患で、「適応障害」「不安障害」などと呼ばれたりもします。僕は専門家ではないので細かいところは省きますが、過密都市の生活において満員電車はなかなか切ることができないものです。


電車に乗ると閉じ込められる、においが嫌だ、人の目が怖い、大勢の中だと不安になる、人との距離が近すぎる、乗り物酔いするなど、満員電車でのストレスサインはさまざまあります。


この疾患を治す方法のお話しはできませんが、過去に触れた経験をもとにどうやったら症状を出さずに日常生活を送れるか、そんなヒントを書いていこうかと思います。

日常のリズムをずらしてみよう


同じ時間、同じ景色、同じ空間、、、発作を起こすときは発作が起きる条件があります。
個人個人条件は違いますが、共通するのは一度なると同じシチュエーションがトリガーになること。


また発作を起こしやすい人は固定概念に縛られている人も多いと思います。こういう場合だと起きてしまうがどうする事もできない、でも電車は嫌だ。と負のスパイラルに陥ることもあります。ここでひとつ考え方をずらしてみましょう。



特定の電車がトリガーになり発作が起きる人は、普段とは違う電車に乗ってみましょう。



景色が変わり、乗った印象も違うはずです。移動時間は増えるかもしれないけど、それでも発作が起きるより100倍マシです。重要なのはいつもと違う刺激を受け取る事です。そのための努力として普段と違う電車に乗る事なんて簡単なはずです。



特定の時間で発作が起きる人は、少し早めに家を出てみましょう。



会社に出勤する時はある程度朝のリズムがあるはず。それに縛られていつも同じ時間の電車に乗っているはずです。しかしそれがトリガーとなっている人も多いかと思います。



いつもより1時間早く電車に乗ってみましょう。普段より人の密度が違うはずです。それだけで圧迫感がなくなり発作が抑えられるかもしれません。たった1時間です。


早く駅についたら回復のために1時間使えるので、会社にすぐに向かわず、近くのカフェ等でゆっくりしましょう。1時間でも変わらないのなら1時間30分くらい早くしてもいいかもしれません。




また急行や快速での満員電車がダメな人は「途中まで、もしくは途中から各駅停車に乗り換える」のも気分転換になると思います。全部各駅でも構わないですが、長距離の人は移動時間に気を付けましょう。



ほんの少しの努力で発作が起きなければ最高です。時間をずらしたり、景色をずらしたり、、、
日常において全く同じ環境から抜け出せない人は一度試してみてください。



電車が緊急停車すると体調が崩れる人は、、、





駅と駅の間で一時停車する時はよくありますが、それを「閉じ込められる」と同じ感覚で捉えてしまう人もいます。閉所恐怖症や、不安障害の人によくあるのが「体調を崩した時にすぐトイレに入れるかどうか」があります。



このためにトイレ付きの電車を選んだり、旅行先でもとにかくトイレの場所を検索して確保する努力をしているかと思います。



動いている電車だと駅でドアが開くので心理的に安心できますが、線路上で停車すると、ドアが開かず閉じ込められる感覚が沸き上がり、発作的に体調を崩すんだそうです。




これは一度経験するとフラッシュバック的に何度も起きてしまいます。それでトイレが付いている電車を選択する、という事になります。しかしそう都合よくトイレ付きの電車があるとは限りません。そこでこんな選択肢を自分に与えてみましょう。


遠慮せず電車を途中で降りて体調を整えよう




少し早い時間に乗って、体調が崩れそうかなと察した時は、遠慮なく途中の駅で降りちゃいましょう。



これができれば電車内でずっと我慢する必要はなくなると思います。たいていの人は固定概念により目的地以外の駅で降りようとはしません。しかしそんな事はないんです。途中で降りてベンチに座りリラックスしてみてください。


最寄り駅までたどり着けそうにないなら、途中駅からバスやタクシーを使ってもいい




ここで大事なのは本当にバスやタクシーを使う事ではなくて、「いざという時の選択肢を、頭の中に用意しておく」という事です。



「バスで行ってもいい、なんなら手前の駅から歩いて行ってもいい。自分はいつでも電車から降りられるんだ」こんな気持ちで常に逃げる選択肢を用意するのが大事です。



もし発作が起きて体調が崩れても他の選択肢に逃げられる。こんな意識が持てれば心に少し余裕ができて、電車に乗るハードルが下がるかと思います。やばそうな時は簡単に降りちゃってください。




そしてその選択を誰も責めません。むしろ自分はこんな選択も出来るんだ、逃げられるんだと小さな「達成感」「自信」にしちゃってください。小さな自信が積み重なると行動に幅が出てきます。

自信を持てないあなたは、、、

自信がなかったり、ネガティブな考え方を持つ人は自分の行動に遊びの部分が少なかったりします。でも一度勇気を出して冒険的行動を一度取ってみる事で、こんな事ができるんだとか、ここまでやってもいいんだ、など新しい発見があるかもしれません。(あくまでも社会常識的範囲です)




例えば上記以外だと、電車通勤が苦しい人は一度会社近くのビジネスホテルで一泊してみるのもいいかと思います。日常生活の中で、まったく電車に乗らずに帰宅・出勤の体験をしてみる。これもいろんな発見があり、自信にもつながるかと思います。

終わりに


今回の記事は医学的見地からの提案ではありません。もっと専門的に詳しく知りたい方は心療内科などで話しを聞いてみてください。飲み薬による治療もあります。メンタルケアは今のストレス社会においてとても身近な問題だと考えています。



大事なのはあまり我慢しないことだと思います。こんな時一番必要なのが、身近にいる相談相手だったりもします。



今回は僕の周りにいる人達の体験、経験をもとに自分なりのヒントを書いてみました。つらい発作を回避するためにもっと色々な選択肢があると思います。そしてそれらを試す行動が大事です。



失敗も成功もただの経験値です。失敗を深刻に考えずにチャレンジする事で自分に合った回避方法が見つかるかもしれません。


すぐ逃げられるという選択肢を常に持つようにしましょう。

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