日本人はお金に対してとても純潔なイメージを持っています。清貧こそ美徳、、、とまではいかなくても、お金は汗水垂らして手に入れるもの。お金の話しは人前でしてはいけない、、こんなイメージが日本人にはあるそうです。
日本人は貯金を大切にしています。これ自体は悪いことではないですが、物価が上がりながら給与が上がらない今の経済状況で、社会人となった人は将来の資産形成を考え、「投資」に興味を持ち始め、貯金を崩し投資を始める事になります。
日本人のお金の考え方
ここに興味深いデータがあります。
日本銀行調査統計局の2021年8月20日「資金循環の日米欧比較」というデータです。
いわゆるお金に関しての日本と欧米の考え方の違いが数値に表れています。
日本
・現金、預金 54.3%
・保険、年金、定型保証27.4%
・株式等10.0%
・投資信託4.3%
アメリカ
・現金、預金13.3%
・保険、年金、定型保証29.0%
・株式等37.8%
・投資信託13.2%
欧州
・現金、預金34.3%
・保険、年金、定型保証33.8%
・株式等18.2%
・投資信託9.6%
このデータを見ても日本人が大半を貯金に回していることがわかります。先ほども書きましたが、貯金自体は全然悪くないです。保守的にも感じられますが、現金を減らさない方法としては良い選択肢の一つだと思います。
前置きが長くなりましたが、この記事では貯金や投資に関する問題点を書くのではなく、「貯金と投資のバランス」について提案してみたいと思います。
投資は余剰資金で
例えば100万円貯金があったとして、どれくらい投資に回すと健全でしょうか。
日常の生活費は大きな出費を除いて毎月あまり変わらないと思います。生活費で失った金額分は次の給与で補うものすると、それ以外のお金は一定の価値のままずっと貯蓄されていきます。
もしあなたに投資への好奇心がなければ、あなたの資産は投資を除いたかたちで形成されていくものだと思います。
実際投資は貯金額のマイナスから始まります。貯金を崩すのだから、貯金に信頼を置いている人はネガティブなイメージを持つのは当然です。
ではいくらの投資額だとネガティブなイメージを切り離せるのか。
僕の考えでは、相当低い金額から始めるのがいいと考えてます。
例えば100万円あったら1万円くらい。それならば失敗しても次の給与で簡単に補えると思います。
株なら1株、仮想通貨ならとりあえず500円分のコインを買ってみます。
そこに至る取引所選び、手続き、口座開設まで非常にしんどい時間を経て、株やコインを買う、、、これだけで投資の世界に片足を入れたことになります。何もない状態からだと大きな一歩です。
大事なのは少額であろうと投資の世界に参加する経験を得る事です。
そして、勝つことと負けることも経験としては大事です。ここで自分のメンタルが試されます。
小さな投資額でも勝つと負けるはメンタルが相当刺激されます。ここで投資という半ばギャンブルみたいな行為に自分が向いているかどうか判断できると思います。
お金をつくるということ
「お小遣いを増やしたい」と「資産形成」は大きく違います。年齢や個人の経済状況により考え方は違いますが、例えば1万円投資しても生涯を裕福にさせる資産をつくることは難しいです(もちろん例外もあります)資産形成を投資で行うにはそれなりのリスクが発生します。
ここに投資に対しての個人の考え方がもろに出てきます。僕は仮想通貨に投資をしていますが、僕個人の考えとしては、投資は未来へのチャレンジだと思っています。もし投資分がゼロになっても大丈夫なように、常にリスクコントロールをしているつもりです。
もしもお金持ちになったらどんな景色が見れるのか、自分の人生で一度は経験してみたいものです笑
終わりに
投資には様々な種類があり、何を選択するかで結果が違ってくることもあるかと思います。
大切なのは自分の大事な資産をどう活用するか、そしてゴールをどこに設定するか。設定した目標に向かってリスク管理ができるかどうか。貯金をしながら投資をしていく、、、
みなさんも貯金と投資のバランスを考えて健全な投資ライフを送りましょう。
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